【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
寮へ帰り着くと、まず、私の荷物整理をすることになった。
「そういえば、冬花が沖縄に来た最初の頃、俺が下着を洗ったことすっげー怒ったよね。はは、ついこの間のことなのに、なんか懐かしい」
「あったねー。ってか、怒るに決まってんじゃん。どんだけデリカシー無いの?」
私はあの時のことを思い出して、隣のナツの脇腹を軽く殴った。
「あの時さ、俺、ひとつだけ嘘ついた。ごめん」
「嘘って?」
私が顔を上げてナツに尋ねると、ナツは恥ずかしそうに眉毛を下げて笑うとこう言った。
「ホントは、冬花の下着に超興奮したんだけど、めちゃくちゃ見栄張ったんだ。大人の余裕みたいの、見せたかったし」
あまりにもダイレクトな告白に、私は怒ることも出来ず、恥ずかしくて俯いてしまった。
「そういえば、冬花が沖縄に来た最初の頃、俺が下着を洗ったことすっげー怒ったよね。はは、ついこの間のことなのに、なんか懐かしい」
「あったねー。ってか、怒るに決まってんじゃん。どんだけデリカシー無いの?」
私はあの時のことを思い出して、隣のナツの脇腹を軽く殴った。
「あの時さ、俺、ひとつだけ嘘ついた。ごめん」
「嘘って?」
私が顔を上げてナツに尋ねると、ナツは恥ずかしそうに眉毛を下げて笑うとこう言った。
「ホントは、冬花の下着に超興奮したんだけど、めちゃくちゃ見栄張ったんだ。大人の余裕みたいの、見せたかったし」
あまりにもダイレクトな告白に、私は怒ることも出来ず、恥ずかしくて俯いてしまった。