【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
ナツの言葉が……嬉しい。嬉しくて嬉しくて、たまらない。
なんでだろう。私は今までにこの感情を経験したことがある。
でも、ありえないよ。そんなのおかしい。
だって、まだ出会って一週間も経ってないし、ひと夏だけの付き合いの相手に、だよ?
落ち着け私。落ち着くんだ。これはおかしな状況にいる自分の、ただの錯覚。
だけど、ナツの言葉の意味を思い出せば思い出すほど、意味を聞いた時に照れ臭そうな無表情を見せたことを思い出せば思い出すほど、私の嬉しい感情は膨らむ一方。
まるで……これじゃあ私がナツに恋してるみたいだ。
想えば想うほど焦げるように熱くなる恋心と、今の私の心境はそっくり。
なんでだろう。私は今までにこの感情を経験したことがある。
でも、ありえないよ。そんなのおかしい。
だって、まだ出会って一週間も経ってないし、ひと夏だけの付き合いの相手に、だよ?
落ち着け私。落ち着くんだ。これはおかしな状況にいる自分の、ただの錯覚。
だけど、ナツの言葉の意味を思い出せば思い出すほど、意味を聞いた時に照れ臭そうな無表情を見せたことを思い出せば思い出すほど、私の嬉しい感情は膨らむ一方。
まるで……これじゃあ私がナツに恋してるみたいだ。
想えば想うほど焦げるように熱くなる恋心と、今の私の心境はそっくり。