【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
その動作のまま部屋の外まで出ると、後ろから笑い声が聞こえる。
「……何?」
私が尋ねると、カズは金髪を揺らしながら笑っている。それはもう、全力で。
「だってフユちゃん、態度でバレバレっスもん。そんなに……!くははっ!チョーカワイーんスけど!」
くそ……高校生相手に言われてる。悔しい。でも、言い返す言葉が見つからない。
私はカズに返答することなく下の大広間へ降りる。
「フユちゃーん!ファイトっス!ちばれやー!」
「うっ……煩ーい!カズなんか嫌い!」
なんかもう、完全におちょくられてるじゃん。腹立つ。年下のくせに。
でも、年下のカズにすらバレバレな態度の私がいけないんだ。ホント、馬鹿だ私。
「……何?」
私が尋ねると、カズは金髪を揺らしながら笑っている。それはもう、全力で。
「だってフユちゃん、態度でバレバレっスもん。そんなに……!くははっ!チョーカワイーんスけど!」
くそ……高校生相手に言われてる。悔しい。でも、言い返す言葉が見つからない。
私はカズに返答することなく下の大広間へ降りる。
「フユちゃーん!ファイトっス!ちばれやー!」
「うっ……煩ーい!カズなんか嫌い!」
なんかもう、完全におちょくられてるじゃん。腹立つ。年下のくせに。
でも、年下のカズにすらバレバレな態度の私がいけないんだ。ホント、馬鹿だ私。