【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
「何?ナツは拾わないの?」
「はは!拾わないよ。俺はいつでも見れるからね。」
あ、そっか。ナツは沖縄に住んでるんだもんね。なんて、妙に納得して、私は星砂を拾うのを再開する。
「ねえナツ。なんで星砂ってこんな形なんだろうね」
拾いながらナツに話しかけると、ナツは穏やかな声で話し始めた。
「星砂はね、微生物の死骸なんだよ。ロマンに欠けるかもなんだけど」
「しっ……死骸!?マジ!?」
私は思わず自分の手にあった小瓶を落としてしまう。
ナツはそんな私を見てふっと笑い、少し星砂の減った小瓶を拾い上げた。
「もー、可愛いなぁ、いちいち」
そんなことを言って、そんな風に笑うナツだって、いちいちかっこいいくせに。絶対言ってやらないけど。
「はは!拾わないよ。俺はいつでも見れるからね。」
あ、そっか。ナツは沖縄に住んでるんだもんね。なんて、妙に納得して、私は星砂を拾うのを再開する。
「ねえナツ。なんで星砂ってこんな形なんだろうね」
拾いながらナツに話しかけると、ナツは穏やかな声で話し始めた。
「星砂はね、微生物の死骸なんだよ。ロマンに欠けるかもなんだけど」
「しっ……死骸!?マジ!?」
私は思わず自分の手にあった小瓶を落としてしまう。
ナツはそんな私を見てふっと笑い、少し星砂の減った小瓶を拾い上げた。
「もー、可愛いなぁ、いちいち」
そんなことを言って、そんな風に笑うナツだって、いちいちかっこいいくせに。絶対言ってやらないけど。