【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
「カズ、今日はどうする?」
「ん?アヤさん?俺の部屋に泊めた方がいっスかね。それともアヤさんのアパートまで送ります?」
カズの『俺の部屋に泊める』っていう発想にちょっとドキッとしてしまう。
しかも、それをいやらしげもなくサラッと言えちゃうこの少年、凄いな。
「今日は送ってあげれば?……んで、帰ってくんな。危ないし」
多分、ナツはアヤの気持ちに気付いているのだろう。若干ニヤケの入った顔でカズに言う
「は?何スかそのニヤケ顔。……ハァ、まあいっか。じゃあ、アヤさん家に泊めてもらいますわ」
そんなナツに少し不信感を抱いたような顔でカズは答え、そのまま居酒屋を出て行った。
きっと、カズはアヤの気持ちに微塵も気付いてないんだろうな。私も気付かなかったし、カズ、鈍感そうだし。
「ん?アヤさん?俺の部屋に泊めた方がいっスかね。それともアヤさんのアパートまで送ります?」
カズの『俺の部屋に泊める』っていう発想にちょっとドキッとしてしまう。
しかも、それをいやらしげもなくサラッと言えちゃうこの少年、凄いな。
「今日は送ってあげれば?……んで、帰ってくんな。危ないし」
多分、ナツはアヤの気持ちに気付いているのだろう。若干ニヤケの入った顔でカズに言う
「は?何スかそのニヤケ顔。……ハァ、まあいっか。じゃあ、アヤさん家に泊めてもらいますわ」
そんなナツに少し不信感を抱いたような顔でカズは答え、そのまま居酒屋を出て行った。
きっと、カズはアヤの気持ちに微塵も気付いてないんだろうな。私も気付かなかったし、カズ、鈍感そうだし。