君に恋した日
夏休みもあっというまに終わってしまった。



やっぱりたくちゃんは転校生でやってきた。
しかも、あたしと直人のいる2組に。



「美加子!校内案内してくんない?」



「うん。いいよっ。」



「美加子!」



「ん?あ。直人。」



「どこ行くんだよ。」



なんだか、今日は直人いちだんと怖いような。
しかもたくちゃんのことメッチャ睨んでるし。



「たくちゃんに校内案内してあげるの。直人も一緒に来ない?」



「行くに決まってるだろ。お前の彼氏なんだから。」



彼氏とか。言ってくれるなんてメッチャ嬉しい☆あ〜。こういう時彼氏だって実感する!



「早く行くぞ。美加子。後転校生も。」



「うん♪たくちゃんも早く行こ!」



「おう。」



こうして3人で校内を回ることになった。
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