想い、果てるまで



「はい、隣来て」

「ちょっ、近っ!!」


紫波は私の袖をぐいぐい引っ張る。


なんなら肩引き寄せろよ!そんなに不清潔か私の体は!!





「はいチーズ!」





-パシャッ-





「はいOKーお疲れ」


「カメラマンですかあなたは」



「んじゃ、今からそっち送るから携帯貸して」



「……?はい」



どうしてわざわざ携帯を渡す必要があるのだろうか。


赤外線でもするのかな?





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