想い、果てるまで



男は唖然としている。


そりゃそうだ。



世界中のどこを探したってこんなメイドは見つからないだろう。





「あら、糞ご主人様もうお帰りですか?なら会計をしませんと」


紫波は営業スマイルで淡々と話し続ける。



「リゾット1つにドリンク、ケーキ、後ケッチャップ二千円お触り五千円。以上合計いたしまして……」



そこまで言うと、紫波はその男のズボンのポケットから"それ"取り出した。





「……こちらを、頂かせて貰いますっ」










………詐欺やないかい!!





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