想い、果てるまで
どうして?
『ごめん☆今日先輩と過ごすから』
「---っ!薄情者ー-っ!!」
只今大晦日夜10時。
私は今年もひとりぼっちで新年を迎えそうなので、真那加を誘ってみたら先程のメールが届きました。
「くそっ!私よりも先輩とりやがって!聖なる元旦にもちちくりあうつもりですか?」
私は今声に出した言葉をそのままメールに打って返信した。
「大体、私にはまだ友達いるんだから…」
他の人を誘おうとアドレス帳を開いてみると、載っているのは見事に真那加、中条、紫波、そして身内。
あれ?私なんでクラスメイトのアド知らないの?
と、そこにメールの着信音が鳴り響く。
「どうせ真那加からの返事よ…」
『なんか、ごめんねw』
………
うわ絶対こいつ今私のこと嘲笑ってるはず。
もう目に浮かぶもん。
………別れちまえ!!