想い、果てるまで
近づくその日
「あ゛あ゛ーーー!鬱だーーー!」
時間というものは早く流れていくもので、
遂に、終業式が来週へと迫りました。
「まぁまぁ、そう言いなさるな壽吏さん」
「真ー那ー加ー!あんた面白がってるでしょ!?」
今日が週末だと言うことで、真那加には泊まりに来てもらっています。
気晴らしに恒例のゲーム大会をしているんですが、全然歯が立たないので逆に苛立ちが募っていきます。
「で、もうすぐ翼君に告白されるんだっけ?」
「………うん」
困った。
どうしよう。