想い、果てるまで
「なんて返事する気?」
「まだ……」
「まだって……。もう考える時間も残ってないんじゃ?」
……う…。
だってまだ分かんないんだもん!
「終業式の日の放課後に告白するって言ってたから、まだ時間あるもん!」
「…へー…。終業式の日の放課後ね…。」
その時にはまた今と違う気持ちかもしれないし、それに、中条を傷つけたくないし……。
……って何で振る前提!?
駄目駄目!
ちゃんと考えなきゃ!
私は頭を抱え、ベッドへダイブする。