想い、果てるまで
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「邪魔」
確か君の第一声がこれだったよね。
私は思わず自分の耳を疑いました。
だってあんな可愛い顔して、ねぇ?
……そう、あの時は可愛い顔してた。
声変わりもしたかしてないかぐらいじゃなかった?
それで、狙っていた新入生代表挨拶を君にとられ、あの時の記憶だけは鮮明に脳裏に焼き付いてるよ。
静かに怒り狂ってたからね、私。
何はともあれ、これがきっかけで私は君を私のライバルとしたんだよ。
うーん、宿敵ってやつ?
絶対にあの整った顔をぐしゃぐしゃに泣かせてやる!ってね。