想い、果てるまで





-夏-



ついにやってきてしまった。


私が1番嫌いな季節。



夏の暑い日差しが私の肌を焦がす。


雲一つない青空に飛行機が新たに足跡として雲を作り出す。


耳に残るのは、短い生を一生懸命生きろうと張り切らんばかりの蝉の声。








ああ、







どれもこれもが鬱陶しい。










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