サヨナラ、青春Days
教室に入ると、先生が三人も居た。
(アレ?副担2人も??3年だから?)
とか疑問に思いつつも、席に着いた。

新学期!
隣は転校生!?





わぁ…、一目ぼれ…しちゃったかも…。













…なーんて事も無く

隣は今まで何回か隣になった事のある子だ。
「あ。隣、海藤か。」
隣は、三嶋。
「三嶋、今年も一緒なんだ。」

三嶋は、ブサイクでもなく
学年一イケメンと言うわけでもない。

でも、それなりに
顔はキュッと引き締まってるし
中々いい男だと私は思う。

だからといっても!
あくまでも、友達で、恋愛対象ではない。

「「はいはい!静かに。」」

先生が、パンパンと手を叩いた。
ザワザワしていた教室がしんと静まり返る。

「今年、3-Bの担任をする事になった、【木下 良太】(キノシタ リョウタ)です。
担当は【理科】。
まぁ、みんなとは今までにも授業はしてるし、知ってるだろうけど
よろしく。」

木下先生は、若くて授業も面白くてとても人気がある。
この先生のクラスになれて、ラッキー!

木下先生の自己紹介が終わると、年老いた先生が教壇に立った。
「えぇ~・・・。
3-B副担任の、元ちゃんです。担当は技術。
よろしく。」
この先生は、生徒全体から【元ちゃん】(ゲンチャン)先生と呼ばれている。

本名、【元田 想士郎】(ゲンダ ソウシロウ)。入学して初めての朝学活で

『元田先生じゃなくて、元ちゃんでいいよ。』

そう言ってからは、みなそう呼んでいる。
生徒思いの優しい先生だ。

元ちゃん先生が、教壇を降りると
ピシッとネクタイを正して

木下先生よりも、若い男性が
教壇に立った。

「僕の名前は、
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