濡れた体温ごと奪って
第十三章 嫉妬に狂った女の反撃
最近学校の帰りとか誰かに見られてる気がしてならない。
なんだろう。
すごく視線を感じるんだ…。
私の気のせいなら、いいんだけど。
今日は日曜で高校もバイトも休みなんだけど、翔ちゃんは仕事だからいないし…。
一人でいても退屈だから、出掛け様かなと思っていたらインターホンが鳴った。
出ようか出まいか迷ったんだけど…結局深く考えずに出てみた。
玄関のドアを開くとそこには…翔ちゃんと関係してた人が立っていた。
しかもこの人は私…何度か会った事がある…。