濡れた体温ごと奪って
野郎と顔を合わせたくねぇが…仕方ねぇな。
前もって調べあげていた野郎の住所が書かれている紙を持ち車で家へと向かった。
野郎の顔見るだけで、ぶん殴ってやりたくなるんだよな…。
落ち着け、俺。
車を走らせる事1時間、野郎の住んでるアパートへ着いた。
車から降りてすぐ、野郎が仕事から帰って来たのか、汚れた作業着で玄関に立ち鍵を開けている。
「…あんたに、話しがある」
「…あの時の…」
野郎は若干驚いているそぶりを見せた。