爽やか抹茶Days~若様のお茶はいかがですか?~



まだ茶室の中に残っていた容器などを取りに戻っていた八束先輩が「ありがとう、だけどゆっくり立たないと足が…。」と心配して下さった時には時既に遅し。

立ち上がれたものの正座したままだった足で歩ける訳もなく、むしろ転びそうでフラフラしている状態でホントに倒れそう…。
と言うより倒れます!

足がもつれた瞬間、まずい…!とは思ったのですがその時には既に畳まっしぐらの状態で、過ぎ去る周りの様子がスローモーションの様に見えつつもギュッと目を閉じて畳に倒れる瞬間を待つしか残された選択肢がないわけで。

すぐに身体全体に倒れた衝撃が駆け巡りました。



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