爽やか抹茶Days~若様のお茶はいかがですか?~



このまま諒が押さえていれば何事もないんだろうけど

いつまでもあーちゃんの周りうろつかれるのもいい加減見飽きたし


『どうぞ、凛ゾウ君

あーちゃんはそんなに足が速くないからまだその辺りにいるかもね』


あたしが言い終えるか終えないかで出ていった…速いなぁ


「何で行かせたの?邪魔じゃない?」


『たった今【風】が教えてくれた情報が確かなら大丈夫だよ

それに娘を取られたお父さんだって娘の幸せ願ってるんだから』


そう言って力尽きたようにまたあーちゃんの机にダイブ


「なんだそれ?」


珍しく心配そうな諒の声が聞こえたけれど何も聞こえないフリをした




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