爽やか抹茶Days~若様のお茶はいかがですか?~
「…先輩、すみませ…もうムリ…。アハ、アハハハハハハハ!あさかの顔ヤバい!!な、泣きそうになってる~!!」
突然お腹を抱えて笑い出した諒ちゃん。
でも私の目の前は涙で霞んでいるのでシルエットだけ捕らえているのが現状です。
「うわ、ホントだ!篠塚さん泣きそう。
ごめんごめん!今のは冗談。
本当はそっち系の跡継ぎじゃなくてこっちね。」
まだクスクス笑いながら先輩が指差したのは畳…。
「…た、畳屋さんですか?…ぐすっ。」
諒ちゃんが更に大笑い、先輩もまた笑い出してもう何がなんだか…。
はぁはぁと息を着きながら諒ちゃんがやっと口を開きました。
「あ、あさかはホントにスゴい!!面白いよ!!
これは前に陽に教えて貰ったんだけどさ、先輩の家はやーさんでも畳屋さんでもなくて、茶道を教えてるんだよ。」