爽やか抹茶Days~若様のお茶はいかがですか?~



出入口へ引きずられながら
「や、八束先輩!入部届けは…?」と尋ねてみると


「入部してくれるんだ?ありがとう。じゃあ出来る手続きは僕がやっておくから、後日また来てくれるかな?」


さっきまでとは打って変わって親切なお言葉が。


「じゃ先輩、あたしの分もついでに良いですか?あたしも入部しますので。」


そう言いながら私の空いたもう片方の脇を抱えた諒ちゃん。


「えッ、諒ちゃんも入るの?!」
「良いじゃん!お菓子美味しいし、八束先輩面白いし、あさかイジるの楽しいし。文句なしじゃん。」


…すみません、私は文句大アリです。
何ですかその邪な理由は。




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