爽やか抹茶Days~若様のお茶はいかがですか?~



よくよく見ると双葉先輩の両手には白くて所々に梅の絵が描かれたお茶碗がありました。

双葉先輩の膝前に置かれたお茶碗の中には既にきめ細かい泡が表面に浮かんだお茶が点てられてあります。


「双葉先輩、お茶碗2杯も飲むなんてヤケ酒ならぬヤケ茶ですか?
あたしで良ければ悩み聞きますよ?」


諒ちゃんの失礼極まりない冗談を「私の生活はヤケを起こす程荒んでないわ。」と軽く受け流し「今日はこれからのお稽古の予習を少ししておきましょ。」とのこと。


「今日はお茶の飲み方ね。二人が呼ばれるまで時間は持て余す位あるし、その間袱紗さばきだけなんてつまらないじゃない?」


…先輩ともあろう人が「つまらない」って問題発言なのでは…と思いますが予習が出来るのはとてもありがたいですね。
上手く出来ると良いのですが。

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