ティーン・ザ・ロック



彼に連れられて木陰に腰かける。


暫くすると、先生の言っていた通り、男女ペアになって敵を追いかける、という

なんとも子どもっぽいレクが始まった。



楽しそうに駆けまわるみんなを見つめながら、あたしの頭の中は別の事で一杯になっていた。






もしかして。



でも。



まさか。





そんな言葉を頭に置いて、幾度となく浮かんで消える文字。



何回も浮かべて消して


最後の最後にやっと出た答え。




“きっと”あたしは



彼に『恋』をしている--------………






< 148 / 337 >

この作品をシェア

pagetop