【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「ちょ、ちょっとやめてよね?そういういやらしい言い方!」



佳祐は、私を睨みつけた。


今まで見たことのないくらいの冷たい瞳に、私はゾクッとした。



「おい、江川。女の子睨んじゃ駄目だろ?」



宏樹さんは佳祐をなだめるような口調で言った。



「…先輩こそ、後輩に手出したりしていいんすか?」



佳祐は宏樹さんを睨み、私のもとへ歩み寄ってきた。



なにコイツ!



ホント、どこからどこまでうざい奴よね!



そういうのじゃないって、見ればわかるでしょ!
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