【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「でもそいつは、俺の気持ちに気づいてない感じなんだ…」



佳祐は視線だけ風景にうつした。



ズキンッ…



胸が締め付けられる。



佳祐、やっぱ好きな子いたんだ…。



一途に思ってるから、今まで誰とも続かなかったんだね。



どうしてもその子の存在が消えなかったんだ…。



ってかそれよりも、捕まれてる腕が痛い…。



「ちょっと、離しなさいよ」



「嫌だ」



「痛いって」



私がそう言うと、佳祐は私の肩を押し倒した。



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