【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
私は小さい頃、ジェットコースターが苦手だった。



プラス身長のこともあり、余計ジェットコースターが嫌いになった。



「菜摘の奴、あんときはマジ可愛かったなー」



「うるさい!こっちは悲惨だったのよ!!」



「身長足りるようになっても、乗らなかったくせに?」



「それはっ…」



「あ、“乗らなかった”じゃなくて“乗れなかった”のかぁ」



「…っ!!」



ほっんとムカつく!!



この人を小馬鹿にしたような表情!笑い方!口調!



でもそんな私たちのやり取りを見て笑ってる鈴香と一輝くん。

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