【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
何がそんなおかしいのよ…。


私は二人を見て呆れながらも、苦笑いをした。



「佳祐くんって、菜摘のこと好きなんでしょ?」



突然鈴香がそんな話題を振ってきた。



はぁ!?



何言ってんだ、鈴香は。



「…まぁね」



佳祐は悪気ない表情でそう答えた。



「きっぱりと答えないでよ!」



私は佳祐の胸ぐらを掴んだ。



「あら、菜摘だって佳祐くんのこと好きなくせに♪」

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