【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
違う…?



じゃ、じゃあなんで…??


「言ってよ」



「言ったら菜摘が困るから、言わない」



早く行くぞ、と付け足して私の腕を引っ張った。



私が困る?



なんで?



でも私は、それ以上聞かなかった。



直感で、聞いてはいけないような気がしたから。



さっきの出来事も忘れて、私たちははしゃぎまくった。


まるで、小さい頃に戻ったような懐かしい気持ちになった。



「佳祐…好き」



私は気分が変になっていたせいか、大胆な発言をしてしまった。

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