【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
夕陽に照らされている佳祐の横顔を見つめながら、改めて気づく。



まぁ少しはかっこいい部類に入るな、とは思ってたけど…ね。



「ま、せっかくのダブルデートだし、いいじゃん」



…ということで。



結局、佳祐と二人きり…



ゴンドラに揺られていた。


「なあ…菜摘の好きな奴って、結局誰なんだ?」



重たい空気の中、先に口を開いたのは佳祐だった。



なっ…



どうしてそういう話題を持ってくるんかな!



なるべく意識しないようにしてたのにぃ!


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