【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
前にも壁に追い詰められたときがあったけど、そのときよりも遥かにドキドキが違う。



あのときはどっちかというと、ドキッというよりゾクッて感じだった。



でも今は…



「お前が好きだ…」



佳祐は真剣な眼差しで私を見つめる。



近い距離に、心臓がもう限界…。



頭が、おかしくなりそう。



「ねえ、私たちって…


血、繋がってるんだよね?」



私は涙目になりながら、佳祐にそう尋ねた。



何を聞いてるんだろ…。

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