【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
繋がってるに決まってんじゃない。



いとこ、だもん…。



すぐに「うん」とは答えず、佳祐は黙る。



「……たとえ血が繋がってても、俺は…菜摘、お前を愛してる」



そう言って佳祐は、私を抱きしめた。



力いっぱい…。



愛情が伝わってきた。



何……今の台詞。



まるで血が繋がってないかのような言い方。



そして、いとことしてじゃなく、異性として好きみたいな言い方。



聞き間違い…?

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