【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「へぇ、やっぱり?」



え…やっぱりって…。



「私たちがいとこだって、知ってたの?」



「いや、なんとなくだよ。江川が大橋さんに絡みにいったとき、よく大橋さん嫌な顔してたし。


それに、なんか皆に言いたそうな顔してたしね」



松山くんは、私の揺れる瞳を見て、クスッと笑った。


まるで、私の心を探るかのように…。



なんか、松山くんには何もかも見透かされてそうで…


怖かった。

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