【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「…松山くん……」



お願いだから…



止めないのはずるいけど、


フッてほしい。



松山なんかより、俺のほうがいいって思い知らせたい。



ただのいとこの分際のくせにって思うかもしれない。


それでもいい。



菜摘に………



伝えなきゃ。



……………好きって。




「私…「菜摘!!」



何かしゃべろうとした菜摘の言葉を遮った。



二人ともびっくりして、俺を凝視した。

< 191 / 317 >

この作品をシェア

pagetop