【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
あー早く言いたい。



言ってもいいかな?



俺と菜摘がいとこだって思ってるなんて、なんだかもどかしい。



もー七海さんの馬鹿!



菜摘は俺に手を振って、階段を下りようとした。



でもそれを俺が阻止した。


菜摘の腕を掴んだまま離さない俺。



「待てよ。俺の気持ち聞けよ」



もう耐えられない。



菜摘を好きだと隠すのは、もうやめにしよう。



そしたら、少しは意識してくれるかも。


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