【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「菜摘!聞いて。

俺も…菜摘が好きだ。
高校に入る前…いや、
中学に入るずっと前から…
菜摘を誰よりも愛していた」



菜摘は顔を上げて涙を溜めている目を見開いた。



やっと、この言葉が言える。



「菜摘、世界一愛してる」


お前以外を愛しいと思ったことなんて、生まれてから一度もねえよ…。



ずっとずっと、

菜摘だけを想ってきたんだよ。



小・中はなぜか学校が違ったけど…


家が隣だったから、
ほぼ毎日窓から菜摘のこと見てた。

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