【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
キョトンとした顔で俺を見つめる菜摘が可愛すぎて……。



この腕を離したくなくなる。



菜摘は誰にも渡さねえ。



「でもさ…
私たち、いとこだよ?

お互いが好きでいても、
付き合うこともできないんだよ……」



「そんなん、知るかッ!」


上目遣いで俺を見つめる菜摘に、強引にキスをした。


菜摘の大きい目が、もっと見開かれる。



「…どうして?」



触れるだけの優しいキスだったのに、それだけで菜摘は赤くなる。



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