【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「どうして今、キスしたの?私たち、いとこなんだよ?わかってるよね…?」



菜摘は震えていた。



あ…そういえば、



いとこっていうの忘れてた(笑)



でもどうせ、俺たちは赤の他人だし?



何してもいいんだけどね。


「でも、嬉しかった」



ちょっとだけ微笑む菜摘が、めちゃくちゃ可愛い。



他の男に、絶対見せんなよ?



俺だけの菜摘だから。



想いが通じ合った菜摘は、意外にも素直だった。

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