【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
それを、もっと可愛いと思う。



はあ…



こんなんで、理性持つかなぁ…。



俺は菜摘を解放して、帰ることにした。



「さ、菜摘帰ろうぜ!」



菜摘の手をぎゅっと握ると、菜摘は照れて頬を赤くした。



そしてゆっくりと握り返してくれた。



前の菜摘は、すぐに怒って手を振り払ってたのに(笑)



「やっぱ、可愛いな」



俺は独り言のように呟く。


「え?なんてー??」



菜摘には聞こえなかったらしく、聞き返してきた。

< 205 / 317 >

この作品をシェア

pagetop