【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
でも、隣の男子から腕を掴まれ引き止められた。
「ちょ、何すん…」
私はその手を振り払おうとした。
けれど、その男子の真剣な瞳を見た瞬間、言葉を失ってしまった。
「…佳祐と、付き合ってんの?」
突き刺さるような眼差しが、周りから向けられる。
きっと、この男子のファンの子からの視線だろう。
…でも、それだけじゃなかったんだ。
このとき、無理にでもこの手を振り払っていれば、
あんなことには、
ならなかったのかな…?
「ちょ、何すん…」
私はその手を振り払おうとした。
けれど、その男子の真剣な瞳を見た瞬間、言葉を失ってしまった。
「…佳祐と、付き合ってんの?」
突き刺さるような眼差しが、周りから向けられる。
きっと、この男子のファンの子からの視線だろう。
…でも、それだけじゃなかったんだ。
このとき、無理にでもこの手を振り払っていれば、
あんなことには、
ならなかったのかな…?