【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
第三章★悪戯★

屋上と風

『佳祐と、付き合ってんの?』



『つ…付き合ってるわけないじゃない!』



『じゃあ、なんでそんな落ち込んでんの?』



『落ち込んでないから…』


『うそ。じゃあこれから少し話さない?

楽になるかもよ』



『だから落ち込んでないって!!』



『いーからおいでよ』



『え……ちょっ…』



……………………。



私は屋上に座り、風に吹かれながらさっきの出来事を思い返していた。


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