【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「じゃ、そろそろ戻る?」


「うん、そうだね」



私は、涼しい表情をして立ち上がる新二を、見上げた。



「何?」



「えっ…いや、何も…」



私は慌てて新二から目を逸らした。



…私、何新二のこと見てんだろう。



おかしいな…。



私は佳祐のことが好きなのに。



自然と新二に目がいってしまう。



まぁ、それは今目の前には新二しかいないからだよね?



きっとそうだよね??

< 224 / 317 >

この作品をシェア

pagetop