【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
少し躊躇ったけど、私も「お久しぶりです」と言った。



達川先生の気まぐれな告白を受けたあの日から、

先生とは話してなかった。


「…なっつーとどういう関係なんすか?」



「なっつー?」



「大橋さんのことですよ」



「…あぁ。普通に先生と生徒の関係」



…ではない気がするけど。


先生に心の中で突っ込みを入れる。



だって先生は、私に告白してきたんだもん。



先生の着ているTシャツから、甘い香りがした。

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