【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「先生…話早く済ませてくれませんか?」



私はうなだれながら先生にそう言った。



「…わかった。ちょっと待ってな。今から飛び入りで1人入ってくるから」



…………は?



一人入ってくる?



この第二会議室に?



その人も、怒られに来るのかな。



ニヤニヤしている達川先生を横目で眺めながら、私はため息をついた。



…先生たちは、呼び出しが好きだね。



私は少し呆れた。


なんでもかんでも、
呼び出ししやがって。


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