【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
佳祐は私の腕を掴んだまま、真剣な眼差しで私を見つめているし…



ドキドキと高鳴る私の胸…。



………そうか。



私、佳祐のこの瞳に落ちたんだ……。



この真剣な瞳に……。



何もかも伝わってくる。



この瞳で見つめられたときだけ、心が落ち着くの。



安心感で満たされるの。



そして、心臓がドキドキと音を立てるの…。




「てめえ、何してんだよ。なっつーに触んな」



新二が、凄い形相で佳祐を睨む。



「…お前こそ、菜摘に近づくなよ」

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