【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「…佳祐のことが、好きなの。
いとこだとしても、好きなの。

佳祐以外考えられない。
ばらすなら、ばらせばいい。
…私は負けないから」



「…………そっか。

でも俺諦めないからな。

今は佳祐のことが好きかもしれない。
でもいつかは、俺のことを好きになるさ。
いや、そうさせてやる。


………どんな汚い手を使ってでも!」



そう言い残すと、新二は第二会議室から出ていった。


私はため息をついた。



新二なら信じられると思ってた。



でも、それは私の勝手な思い込みだったみたい。

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