【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
鈴香は大声で叫んだ。



クラスメイトのみんなが、私たちに注目する。



…もちろん佳祐も。



「わ、わかったから…。言う…言うよ!」



さすがに佳祐には私が悩んでいることをばれたくない。



「引かないでね…。

実は私……」



私は、咳を切ったように一気に話し始めた。



いとこなのに、佳祐を好きになってしまったこと。



佳祐とは最近、うまくいってないこと。



一緒に行き帰りしなくなったこと。



お互い、もう想いを伝え合っていること。


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