【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
そんな顔をすると。



「もしかして菜摘、そんなことで私が軽蔑すると思ったの?」



鈴香は逆に不思議そうな表情をした。



その言葉に、私の涙腺は一気に緩んだ。



ツーと涙が頬を伝う。



軽蔑、されると思ってた…。



「馬鹿ね〜
そんなんで崩れるほど、私たちの友情は脆くないわよ」



鈴香は私の頭を、ゆっくりと撫で始めた。



佳祐がちょうどトイレ?から戻ってきて、びっくりした顔で私たちを見た。

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