【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

二度目の告白

私は佳祐との電話を切ると、桜が急に私に頭を下げてきた。



「ホントに、ひどいことしたと思ってる。
まさか菜摘が佳祐くんとこんなことになるなんて…。

ホントに軽い気持ちだったの。

…………ごめんなさい」



桜があまりにも深く頭を下げるもんだから、私は戸惑ってしまった。



さっきとは性格が打って変わって、全然違う。



さっきの迫力はどこへ行ったのか…



でも、本気で反省してくれてる桜に私は嬉しくなった。



「でもさ〜私、桜のアド知ってるよ?
もし桜からだったら、名前が表示されるはずなのに…」

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