【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
でも、違ったの?



体育祭の日から、私の本当の気持ちを知ってたの?



私のこと、少しは女として見てくれていた?



佳祐はこう言ってくれた。


『いとことしてなんて見たことない』



でも…



それはいとことして見てはないけど、女としても見てないってことだと思っていた。



ただ、一人の人間として、好きなんだって。



だって私と佳祐は血が繋がっているんだから。



お互いを本気に好きになるなんて、有り得ないんだ。

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