【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
ホントは嫌って言いたい。



でも、そんなこと言ったら重い女だと思われるかもしれない。



別れてって言われるかもしれない。



だから我慢した。



帰りの時間になった。



部活に入っている私は、辺りが暗くなってきた時間に下校。



彼はバスケ部で、いつも帰りが一緒になるから、帰ってたんだ。


………8ヶ月前までね。



でも今はバスケ部の仲間やマネージャーと一緒に遅くまで話してるみたいで、帰り時間が合わない。



…というより、彼がわざと私の帰る時間を避けてるような気がした。
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