【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「…もう!!
一輝の馬鹿あーッ!!」



…帰りにそう叫んだ日もあったっけ(笑)



ホント、今は病み期だよ…。





ある日の帰り道。



暗くて20m先ぐらいまでしか見えない。



でも、見つけられた。



女とじゃれあっている一輝を…。



私の前でいちゃつくなんて…。



彼女は私よ!!



そう言いたいけど、声が出ない。



次に聞く一輝の言葉が怖かったから。



…向こうは、私に気づいていないようだ。



私がいないところでこんなことしてんのねえ。
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